住宅宿泊管理業者が教える！民泊運営における駆けつけ・清掃人材の確保方法

民泊事業を成功させるために、トラブル対応や清掃業務は不可欠です。しかし、駆けつけや清掃を担当する信頼できるスタッフを確保することに悩む事業者の方も多いのではないでしょうか？
民泊の現場では、トラブル対応や清掃は業務の要です。もし「駆けつけ」や「清掃」の人手が足りないと、ビジネスに大きな影響を与えます。

本コラムでは、住宅宿泊管理業者として私たちが行っている効果的な人材確保の方法をご紹介します。

人材獲得方法にはどんなものがあるか？

これまで他のコラムでは、ご近所ワークを1つの解決策としてご紹介してきましたが、その後、住宅宿泊管理業者であるゆめゆめトラベルでも独自に色々募集方法を色々と試してみましたのでご紹介します。

「ご近所ワーク」も良いのですが、現段階で最もおすすめは、「タイミー」です。
ちなみに、他には以下のようなトライアンドエラーをしております。

シルバー人材センター：
お年寄りなので階段上り下りがきつい、スピーディな対応が不可など色んな意味で厳しい。時間の余裕のある時の草むしりくらいが良さそう。

Indeed：
掲載料を取られる割に応募が少ない（エリアと時給によるのでしょうが）印象。掲載を見て清掃業者の営業電話がかかってくるのも嫌でした。

近隣大学のアルバイト掲載：
仕事に向き合う姿勢が学生により差が大きく約束が守られないこともあり。清掃経験などもないため、クオリティがかなり不安（人による）でした。

「ご近所ワーク」と「タイミー」の比較

上記のように採用はなかなか難しいのですが、いわゆる“隙間バイト”と言われるマッチングサービス「ご近所ワーク」と「タイミー」は民泊においてかなり使える印象です。
それぞれ詳しくご紹介します。

特にゆめゆめトラベルが積極的に利用しているのは「タイミー」です。

やはり圧倒的にマッチング率が高く、掲載のやり方によっては自分の希望するワーカーをゲットできますし、何よりも「スカウトOK」はありがたいです。

その日の必要な仕事をしてもらうというよりも、1回働いてもらって適性を見て直接契約を依頼するという“採用ツール”的な使い方が良いと最近は感じています。

一見良さそうでも実際に仕事をやらせてみると「ちょっと違うな」ということもあります（逆に期待してなかったけどめちゃくちゃ良い人もいた）ので、試せるのはありがたいですね。

タイミー活用のコツ①駆けつけ人材募集

せっかくなので、タイミーを利用する上でのコツをいくつかお伝えします。まずは、緊急駆けつけ人材を確保したい時の方法で、面接とオリエンテーションに来ていただく想定で募集します。

以下のような形で募集をかけ、来てもらった人と（もちろん表示した1時間分のフィーと交通費は支払います）面談し、良さそうだなと思ったら交渉してダイレクトの連絡先を交換します。

タイミーの便利な機能である「働く前の質問」をしっかり設定するのがポイントです。
以下は、当社の物件で実際にタイミーで募集した時の文面です。

タイミー活用のコツ② 男女を狙って採りたい時

男女雇用機会均等法では「事業主は、労働者の募集及び採用について、その性別にかかわりなく均等な機会を与えなければならない」と定めされているため、男性限定や女性限定と表記することができません。
ですから力仕事をメインでお願いしたい時に男性に応募して欲しいと思っても女性が来ることもありますし、清掃業務で細やかな作業なのでできれば女性に応募して欲しいと思っても男性が来ることもあります。

そのため、キャッチ画像やタイトル、業務内容を工夫して狙った人に応募してもらえるような工夫をするしかありません。

上記で募集した際は、本当は力仕事が多いので男性に来て欲しかったですが、2人募集して2人とも女性でした。
その女性もよくやってくれたので結果としては良かったのですが、次に募集するときは以下のようにしたところ、狙った男性がしっかり来てくれました。
アイキャッチ写真も採りたい人材イメージが写っているような画像があるとよりベターです。

このコラムでは、住宅宿泊管理業者のノウハウとして、民泊で必要不可欠なスタッフの確保の具体的なテクニックをお伝えしました。ぜひ参考にしてみてください。

他に良いアイディアがあればコメントでぜひ教えてくださいね。