民泊の玄関には、保健所から許可が降りた時にもらえるステッカーを必ず貼らなくては行けません。でもそれだけ貼ればO Kというわけではなく、いくつかの観点で情報を提示する必要があります。
近隣住民のため、ゲストのため、そして未来のゲストのための3つです。
本コラムでは「民泊玄関に表示すべき重要な情報」をテーマに、住宅宿泊管理業者としての義務やゲスト対応を分かりやすく解説します。効果的な情報掲示でトラブル防止と集客アップを目指しましょう。
視点①近隣住民のため:ステッカーの掲示
住宅宿泊管理業者として、民泊を運営する際には、玄関の見やすい位置に保健所の許可ステッカーを掲示することが法律で義務付けられています。
以下の図のように(台東区ホームページより抜粋)、記載する内容は自治体・運営方法により異なりますが、連絡先として住宅宿泊管理業者の番号を書く形になっています。
これにより、近隣住民に対して「ここで合法的に民泊が運営されている」ことを明確に伝えることができます。また、近隣住民の方からお困りごとについてのご連絡も、このステッカーをもとに連絡が来るようになっていますので、住宅宿泊管理業者の連絡先を書いておくことは重要です。
視点②ゲストのため:チェックイン方法の掲示
ゲストが到着した際にスムーズにチェックインできるよう、チェックイン方法やその連絡先を玄関に掲示しておくことは不可欠です。チェックイン方法を動画にして、QRコードで見られるようにするなどの工夫も良いでしょう。
住宅宿泊管理業者の連絡先のみを掲示していると、ホストに連絡がつくまでゲストを待たせてしまう可能性があります。場合によっては、ゲストが現在地の住所が伝えられず物件が特定できないためにホストにも連絡をできないというケースもあります。
オンラインでホストの緊急連絡先を共有するだけでなく、玄関にも詳細を掲示することで、ゲストの安心感を高めることができます。
視点③未来のゲストのため:予約方法の掲示
住宅宿泊管理業者として気づいたことですが、予想外に近隣住民や訪問者から「ここに泊まりたい」という問い合わせが発生することがあるんです。
このようなチャンスを逃さないために、予約サイトへのリンクやQRコードを玄関に掲示しておくのがおすすめです。これにより、未来のゲストに対して簡単に予約方法を案内できるでしょう。
このようなサイトがとても便利です。
住宅宿泊管理業者として、玄関に必要な情報を整備することは、トラブルの防止と新しいゲスト獲得のための大切なポイントです。不在型の民泊運営ではセルフチェックインが主流となるため、こうした対策を講じて円滑な運営を目指しましょう。
皆さんが適切な民泊運営を行えるよう、ゆめゆめトラベルは常に最新の情報とサポートを提供します。
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—このコラムを書いた人—
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